卓越した演奏の1音と、簡単な練習の1音は同価値
皆さんは書道を習った経験はあるでしょうか?
書道教室でなくとも、学校の授業でも少し経験があるかもしれませんね。
そこで最初にすることは、止め・はね・払い といった文字パーツの練習だったかと思います。「一」(いち)という字から始まり、「上・下」「川」「人」などを練習したかもしれません。そして次第に難しい字へ変化して行きます。
要するに、最初に書道における基本的な技法を会得することで、その後にどんな難しい字を書いた場合でも、各所にその技法を再現できるということだと思います。
それは音楽においても、全く同じことが言えるのではないでしょうか?
最初の簡単な練習の際に、音の出し方、音符の正確さ、等をしっかり会得していくことで、その後に演奏するどんな曲にもその技術が生かされていくのです。
卓越した演奏の中にある四分音符も、簡単な練習フレーズに含まれている四分音符も、同じ四分音符である以上は、演奏法に大きな違いは生まれません。
練習の段階から1音1音大切に音を出していくことで、どんな曲も卓越した演奏になっていくものと思います。
少しずつ確実に一緒に上達して行きましょう!
早乙女ギター教室 早乙女浩司
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